今日は、朝から少し不思議な感覚で始まった。
何かに急かされる感じがなく、時計を見ても心が慌てない。予定はあるはずなのに、どこか余白が残っているような、そんな朝だった。
外は冷えていたけれど、空気は澄んでいて、深呼吸すると肺の奥まできれいな空気が入ってくるのが分かった。こういう朝は、無理にスイッチを入れなくていい。自然に動き出すまで待てばいいと、体が教えてくれている気がした。
今日は、予定がいくつかずれたり、思っていた流れと違う動きになったりした一日だった。でも不思議と、イライラや焦りはなかった。以前の自分なら「計画通りにいかないこと」に反応していたと思う。でも今日は違った。
「今日はこういう日なんだな」
それだけで受け止められた。
体を動かす時間も取ることができた。寒さはあったけれど、動き始めるとすぐに体が温まり、汗をかくことで余分な力が抜けていくのが分かった。激しく動かなくても、きちんと体は反応してくれる。終わったあとは、どっと疲れる感じではなく、芯だけが温まったような心地よさが残った。
人との距離感についても、今日はちょうどよかった。
無理に合わせない。
無理に気を使いすぎない。
必要以上に説明しない。
それだけで、こんなにも心が楽になるのかと改めて思った。距離を取ることは冷たいことじゃない。むしろ、自分と相手の境界線を大切にする行為なんだと、今日は素直に感じられた。
昼は軽めに済ませた。お腹を満たしすぎないことで、頭も重くならず、午後の時間を穏やかに過ごせた。食べ過ぎない、詰め込みすぎない。今の自分には、そのくらいがちょうどいい。
午後は、特別な出来事があったわけではない。派手なニュースも、劇的な展開もない。でも、その「何も起きなさ」が、今日は心地よかった。
・疲れすぎていない
・気持ちが荒れていない
・誰かに合わせすぎていない
この状態を保てたこと自体が、今日は大きな収穫だったと思う。
今日は「決断の日」でもなければ、「前に進む日」でもなかった。
でも、確実に「整える日」だった。
最近、動かない時間や静かな時間に、以前ほど不安を感じなくなっている。何かをしていないと置いていかれる、という感覚が薄れてきた。今は、準備が進んでいる途中なのだと、自然に思える。
夕方になる頃には、体も心も落ち着いていた。外の寒さとは対照的に、内側は温かい。こういう感覚は、無理をしているときにはなかなか得られない。今日は一日を通して、無理をしなかった。それが、いちばんの良かった点だと思う。
夜は、体を冷やさないようにして、静かに過ごすことにした。刺激の強いものは避けて、いつもの流れを大切にする。こういう日常の積み重ねが、あとから振り返ったときに「良い時期だった」と思えるのだろう。
今日は、自分の感覚を信じてよかった。
急がなくていい。
比べなくていい。
決めなくていい。
その全部を、自分に許せた一日だった。
一言。
静かに過ごせた日は、それだけで心が前を向いている。