今日はクリスマスイブ。
街はにぎやかで、音楽もイルミネーションも溢れているのに、私の一日は不思議と静かに始まった。
朝から何かを急ぐ感じでもなく、かといって何もしていないわけでもなく、淡々と、でも確実に時間が流れていく感覚があった。
朝はいつもより少しゆっくり。
カーテン越しの光が柔らかくて、「ああ、今日は特別な日なんだな」と自然に思えた。
クリスマスだからといって、無理に何かをしようとしない。
それが今年の私にはちょうどよかった。
午前中は身の回りのことを少し整えた。
散らかっているようで、実はもう必要のないものが多かったことに気づく。
ひとつひとつ確認しながら、「これはもう役目を終えたな」と思えるものを手放す。
不思議なもので、物を減らすたびに気持ちが軽くなる。
途中でコーヒーを淹れた。
特別な豆じゃなくても、丁寧に淹れるだけで味は変わる。
カップを両手で包んで、湯気を見ながら深呼吸。
この一瞬があるだけで、今日はいい日だと感じられる。
昼前には少し体を動かした。
軽く歩くだけでも、頭の中がすっきりする。
寒さはあったけれど、歩いているうちに体はすぐ温まった。
空気が澄んでいて、冬の匂いがする。
「ああ、今年もここまで来たな」と思う。
午後はゆったりした時間。
やることはあるけれど、追われる感じはない。
必要な作業をひとつずつ片付けていく。
集中すると時間があっという間に過ぎる。
気づいたら、もう夕方に近づいていた。
夕方になると、街の雰囲気が一気にクリスマス色になる。
車のライト、人の流れ、どこか浮き立つ空気。
でも私はその中に飲み込まれず、少し距離を置いて眺めていた。
賑やかさを否定するわけでも、羨むわけでもない。
「今の私は、これでいい」と思えたのが大きい。
夜は少しだけ特別に。
食事も無理に豪華にしないけれど、好きなものを選んだ。
温かいものをゆっくり食べる。
それだけで十分、クリスマス気分になる。
テレビや音楽を流しながら、ぼんやり過ごす時間。
何かを考えているようで、実は何も考えていない。
頭の中が静かで、心が落ち着いている。
こういう夜が、今の私には一番のご褒美だ。
今年を振り返ると、本当にいろいろあった。
迷ったこと、悩んだこと、立ち止まった瞬間も多い。
でも、その全部が無駄じゃなかったと、今なら思える。
遠回りに見えた道も、ちゃんと今に繋がっている。
以前の私は、「もっとこうしなきゃ」「まだ足りない」と自分に厳しかった。
でも最近は違う。
「ここまでよく来た」「ちゃんと進んでいる」と思えるようになった。
それだけで、心の景色が変わった。
クリスマスイブは、誰かと過ごす日でもあるけれど、
自分と向き合う日でもあると思う。
今年の私は、自分と穏やかに向き合えている。
それが何より嬉しい。
夜が深くなるにつれて、外は静かになっていく。
遠くで聞こえる車の音も、だんだん少なくなる。
部屋の中は暖かく、安心できる空間。
「今ここにいられること」が、ありがたいと感じた。
明日はクリスマス。
そして、また新しい一日。
特別な予定がなくてもいい。
今日のこの穏やかな気持ちを、明日にも持っていけたら、それで十分だ。
今年のクリスマスイブは、派手じゃない。
でも、とても静かで、とても満たされている。
心が整っている感覚がある。
それはきっと、これまで積み重ねてきた時間のおかげ。
今日という日を、ちゃんと味わえたこと。
それだけで、今年のクリスマスは成功だと思う。
静かな夜に、そっと感謝して。
今日の日記は、ここまで。
一言。
静かでも、心が満ちていれば、それが一番のクリスマス🎄✨