🌙2025年11月2日(日)日記

日記・ライフログ
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朝の空気がやわらかくて、どこか懐かしいような香りがした。

いつもより少しだけ遅く起きて、窓を開けると、白い光がやさしく部屋に入り込む。

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カーテン越しに見える空の色が、まるで「休息しなさい」と言っているようだった。

頭の中では、昨日の広告設定やサイトの細かな調整がまだ残っていたけれど、

今日はそれを少し横に置いておこうと思った。

昼前、ふと立ち寄ったコンビニで温かいコーヒーを買い、

小さな公園のベンチに座る。風が冷たくなってきて、秋の深まりを感じる。

通り過ぎる人たちを眺めながら、

「みんな何かを抱えながら、それでも前に進んでいるんだろうな」と思う。

その瞬間、自分も同じように、いくつものことを整理しながらここまで来たんだと気づいた。

午後、思いがけず電話が鳴った。

番号を見て少し驚いた。

数ヶ月前に抜けたグループの中のひとり――

もう関わることはないと思っていた人たちからだった。

「久しぶりに集まろう」と言われ、

正直、少し迷ったけれど、

「今日くらいは流れに任せてみよう」と思って出かけることにした。

合流したのは、昔の知り合いと弟、そしてもう一人。

懐かしい空気が流れる中で、

みんなが笑って話しているのを見て、

どこか遠くからその場を眺めているような気分になった。

不思議と嫌な感情もなく、

「もうあの頃とは違う自分がここにいる」と自然に思えた。

その帰り、立ち寄ったネカフェで思わぬ再会があった。

受付のところで名前を呼ばれて振り向くと、

数年前に少し話したことのある人がいた。

「綺麗になりましたね」

そう言われた瞬間、少し照れながらも、

ああ、ちゃんと変われていたんだな、と心の中で思った。

47歳には見えない、と笑いながら言われて、

自分でも少し笑ってしまった。

「元がいいんですね」と言われて、

昔なら冗談で流していたかもしれないけど、

今はその言葉を素直に受け取れた。

夜、家に帰って鏡を見た。

たしかに顔が少し違う。

痩せたのもあるけれど、表情が柔らかくなった気がする。

頬のラインが整って、目の奥に少し光が戻ったように見えた。

思い返せば、春からずっと何かを手放す時期だった。

人間関係、仕事、心の中にあったこだわり。

少しずつ削ぎ落としていった結果、

ようやく「何も足さなくていい自分」に戻ってきたのかもしれない。

パソコンを開き、ブログの下書きを眺めながら、

「今日のことは書かなくてもいいかな」と思ったけれど、

やっぱり文字にしておきたくなった。

過去を消すことが目的じゃなく、

“もう過去に縛られない”ことを確認するために。

夜風がカーテンを揺らし、遠くで電車の音が聞こえる。

静かな時間。

今日はいろんな出来事があったけど、

どれも「今の自分を映す鏡」みたいに思えた。

出会いも、再会も、偶然も、

ちゃんと自分の心の状態を教えてくれる。

これからも、焦らずに、自然体で進めばいい。

必要な人とはまた会えるし、

離れる人とは、その時が来たら静かに手を振ればいい。

🌸 今日の一言

静かな日ほど、自分の心がいちばんよく見える。

👉 2025年11月3日(月)日記

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