― すっきりした冬の日に、静かに整っていく時間 ―
朝、目を開けるとすぐに太陽の光がカーテン越しに入ってきていて、「今日は晴れだな」と一瞬でわかった。冬の朝に光が入るだけで、それだけで気持ちが少し上向くから不思議。外は冷たい空気なのに、部屋の中は少しあたたかくて、安心する感じがあった。
ゆっくり起きて、まずは温かい飲み物を用意した。湯気がふわっと上がるのを見ると、それだけで一日の始まりが優しくなる。コーヒーの香りも心地よくて、しばらくカップを両手で包みながら深呼吸していた。朝の静けさって、気持ちをふっと軽くしてくれる。
窓の外を見ると、空は澄んでいて、風もほとんどない。冬の晴れの日らしい、すっきりした空気。あたし自身も、その空気に影響されたのか、心が落ち着いていて、良い意味でゆるやかなスタートだった。
午前中は、部屋で少し作業をしたり、軽く片付けをしたり、ゆっくり動きながら過ごした。いつもの日常だけど、今日は気持ちの余裕があって、ひとつひとつが丁寧にできた。物を整えると、頭の中まで整う感じがして、気持ちがクリアになる。
お昼前には太陽が高くなっていて、ベランダに差し込む光が強くなっていた。冬でも光が強く感じる日ってある。カーテン越しのあたたかさが気持ちよくて、しばらくそのままぼーっと座っていた。こういう「何もしない時間」って、心をリセットするのにちょうどいい。
昼ご飯を食べた後は、少しだけ外へ出た。晴れているからか、街の空気も明るい。風は冷たいけど、その冷たさすら心地いい。季節の匂いってあるけど、冬はどこかキリッとしていて、歩くだけで気が引き締まるような感じがする。
スーパーやコンビニをまわりながら、必要なものを買いそろえていく。小さな買い物でも、日常が整っていく感じがあって好き。
帰ってきてからは、記事のことを少し確認して、気持ちを落ち着かせながら過ごした。太陽が少しずつ傾いていくのがわかる時間帯は、部屋の中の空気も変わってくる。影が伸びて、光が柔らかくなって、穏やかな雰囲気になる。この時間帯が一日の中でも特に好き。
夕方は、部屋を少し温めてからゆっくり過ごした。今日は特別なことをしたわけじゃないのに、なぜか心が軽くて、満たされた感じがあった。晴れの日の力って大きいんだなと改めて感じた。
夜ご飯を食べたあと、改めて今日一日を振り返ったけど、全体的に平和で、落ち着いた良い日だった。静かな日って、特別な出来事がなくても、心の奥がふっと整う。こういう日を積み重ねていくことで、未来の流れも自然とよい方へ向かっていく。
最後に深呼吸をしてから、この日記を書きはじめた。
今日の自分の気持ちを並べていくと、一日の空気がそのまま思い出せるようで、少しあたたかい気持ちになる。
明日も無理のないペースで、穏やかに進んでいけたらいい。
一言。
今日の静けさが、あしたの小さな前進につながりますように。