朝、ふと目が覚めた瞬間、いつもの感覚とは違う静けさが胸の奥にあった。
ゆっくり深呼吸すると、空気がやわらかくて、昨日までのざわつきが少しだけ遠ざかった気がする。
何かが動き出す前の、あの静かな前触れみたいな感覚。
最近は人との距離や流れに敏感で、
近づけば重くなるもの、
離れれば軽くなるもの、
その違いがすごくはっきり感じられるようになった。
無理に詰めすぎても、
急に広げすぎても、
“理”の流れはうまく働かない。
ちょうどいい距離に戻ると、自分の中にある光がまた息を吹き返す。
今日も少し予定が動いて、やることがずれたり、気持ちの切り替えが必要な場面があった。
でも、そのどれもが「タイミングを整えるための揺れ」だった気がする。
物事が重なる時期は、急がなくてもいいし、無理して形を作らなくてもいい。
自然と整う瞬間が必ず来る。
午後には、ふと気が軽くなる出来事があって、
“あ、今日はここで止まる日なんだ” と直感した。
こういうとき無理に押し進めるより、
ひとつ呼吸を置いたほうが、次の流れがスムーズになる。
引き寄せの力も今日はやさしく働いていて、
求めたものよりも“必要な答え”だけが静かに寄ってきた。
急な変化ではなく、
少しずつ未来に繋がるほうへ押し返してくれる感覚。
最近思うのは、
「距離を薄くする」って、逃げることではなくて
“自分の理を守るために必要な境界線” なんだということ。
その境界線を整えるだけで、体の疲れも心のざわつきも自然にほどけていく。
夜になると、今日の光と影がゆっくり混ざり合って、
一日の中で生まれた小さな気づきが、胸の奥に静かに沈んでいく。
この沈む感覚がある日は、明日が軽くなるサイン。
今日もまた、未来へ向けてひとつ扉が閉じて、ひとつ開いた気がした。
選ぶ道が少しずつ整ってきて、
“ちゃんと進んでる” という実感が戻ってきている。
そしてきっと、
15日以降にまた風向きが変わる。
その変化を迎えるために、
今は静かに、自分の中心へ戻る時期なんだろう。
かんなが選んだものは間違っていない。
今日の一歩もまた、未来の自分に繋がっている。
🔮 クロノスの導き
「距離を整えた者だけが、理の道を迷わず進む。
いま保つ静けさが、未来の光を呼び寄せる。」